「再生 〜エコロジー」をテーマに、地球環境にやさしい解体業務を行っております。

 日本では、年間約500万台の車が廃車されています。これがもしそのまま廃棄物になると換算して約500万トンもの廃棄物となります。全国で毎年排出される廃棄物(約7,000万トン)の7%強にもなり、今以上に大きな社会問題となります。
 「廃車をどう生かせるか…」、わたしたちは考えました。それは廃車を再生資源として生かしていくことに。再生できる部品は「リサイクルパーツとして再生」して、再生できないものは、原料として、地球資源のために再活用すること。新たなエネルギーを使わず、さらなる再生を創造し、拡大することにより、限りある資源を有効活用し積極的に環境問題に取り組みます。

【解体作業の流れ】リサイクルパーツが再生されるまで

Step 1. 廃車・解体車両の入庫

廃車・解体車両の入庫車両入庫お持ち込みや、引取・買取などで国産・国外を問わず、様々な車両が入庫します。

Step 2. フロンガスの回収

車両入庫解体車輌のフロンガスを種類ごとに回収します。

Step 3. 外観チェック・機能部品のテスト

車両入庫解体車輌から中古部品として利用できる部品の有無をチェックします。 外装品の傷やへこみ、機能部品が実際使用される状況を動作確認します。

Step 4. リサイクルパーツの取り外し(1)

車両入庫オイル類で部品が汚れることを防ぐため、オイル類を抜く前に解体車輌から取り外し可能な部品を外します。 再販可能な外装品、タイヤ、ホイールはこの解体行程で取り外します。

Step 5. リサイクルパーツの取り外し(2)

車両入庫液抜きが終わった解体車輌を横倒しにし、下まわりを露出させ解体作業をおこないます。 フレームと連結している足まわりなどをこの解体行程で切り離します。この分解の段階で約50品目に分類されます。

Step 6. 取り外したパーツの再生

車両入庫この段階で、取り外したパーツのリユース・リビルトを、仕分けしリビルト品は様々な処理を施し新品同様に再生します。リユース品は、そのまま清掃・美化し、中古パーツとして販売・出荷の準備に入ります。

Step 7. ニプラスクラップ作業

車両入庫部品の取り外し・液抜き作業が終わった車両は、「ニブラ」と呼ばれる解体機で解体されます。 解体自動車全部利用のため、リサイクル素材としてエンジンやミッション、デフ、サスペンション ワイヤーハーネスなどを取り外す時に活躍します。
解体された自動車は、鉄鋼の原料として電気炉に直接投入されるため、 銅の成分が多く含まれるワイヤーハーネス類は、予め取り除いておかなければなりません。これは、銅などの不純物が混入すると鉄鋼の品質低下につながるためで、より精度の高い解体技術が必要とされます。

Step 8. プレス処理

車両入庫すべての解体作業が終わり、非鉄や廃ガラ等を大型のプレス機で圧縮します。プレスした廃ガラは鉄原料としてリサイクルされ新たな原料として生まれ変わります。

Step 9. 中古・リビルト部品の梱包

車両入庫再生処理が完了したパーツを、きれいに梱包して当社在庫として各カテゴリー毎にストックされ管理されます。

Step 10. リサイクルパーツの出庫

車両入庫ご依頼・ご注文いただいたパーツはストックの中から、ご要望に応じて随時集荷されます。また、独自のネットワークシステムによりストックパーツ情報を共有します。